勝本みつる 展 「things unnoticed (立体)

5月17日(月) - 5月29日(土)
11:00-19:00(最終日17:00まで)日曜・祭日休廊
会場:ガレリア・グラフィカ bis

 

目にうつっているものの内がわ、裏がわ、向こうがわにあるものを素通りできない。初めて見るかたち、知らなかった手触り…。気づかれないものたちは、いつどこにでも棲んでいる。太陽のあらわれるまえに、街なかの工事の音、カーテンや扉の隙間、上着のポケット、そしてひとの笑う声のおわりに。
勝本みつる

時をへた道具や日用品、動物の毛や糸や紙切れ。いくつもの素材が精査され、組み替えられ、あらたな世界をととのえてゆく。それら大小さまざまな空間は、未知との出会いに高揚し、また記憶の片隅にあるなにかを呼び起こすかのよう。
展覧会のほか、書籍の装画なども多い。作品集に『study in green』(2008)、『one day』(2007)がある。
本展ではボックス、アッサンブラージュなど新作十数点を展示。

勝本みつる 展〈a field, a home / 労働〉

〈a field, a home / 労働〉
2007年 ミクスト・メディア 239×400×84mm

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勝本みつる 略歴
1961年 滋賀県生まれ
   
[個展]  
1995 年 「秘密の庭」 ギャラリー・イヴ 東京
「空の建築」 ギャラリー・イヴ 東京
1996 年 「モデル・ルーム」 ガレリア・グラフィカbis 東京
1997 年 「冷たい小品」 ギャラリー・イヴ 東京
1998 年 「独身者の家具」 ガレリア・グラフィカbis 東京
1999 年 「兎の文法」 ギャラリー・イヴ 東京
2000 年 「art of travel-旅行術」 ガレリア・グラフィカbis 東京
「箱とオブジェの仕事」 ブックセラー・アムズ 大阪
2001 年 「childish ark」 ギャラリー・イヴ 東京
2002年 「緑色の研究 a study in green」 ガレリア・グラフィカbis 東京
2003年 「秘密の手帖」 紙百科ギャラリー 東京
2004年 「living things」 ガレリア・グラフィカbis 東京
2005年 「sound from a study in green + odd」 colon books 名古屋
2006年 「a birth」 MA2ギャラリー 東京
「スタディイングリン」 さる山 東京
2007年 「a field, a home」 ガレリア・グラフィカbis 東京
「one day + odd」 アトリエ倫加 高知
2008年 「a study in green - safe and sound 」 小出由紀子事務所 東京
「camp E」 limArt 東京
2010年 「things unnoticed」 ガレリア・グラフィカ 東京
   
[グループ展]
1995 年 二人展「水の家-イヴの誕生日のために」 ギャラリー・イヴ 東京
1997 年 「'97 アニュアル・ショウ」 ガレリア・グラフィカbis 東京
1998年 チバ・アート・ナウ '98「FREAKS-境界線上の遊戯」 佐倉市立美術館 千葉
2001年 「ボックス・アート展」 リアス・アーク美術館 宮城/新潟市美術館/おかざき世界子ども美術博物館/静岡アート・ギャラリー/高知県立美術館/ART GALLERY 三菱地所アルティアム
2004年 「pretty ?」 小出由紀子事務所 東京
2005年 Ricco Maresca Gallery ニューヨーク
2006年 7人の現代アーチスト展 ガレリア・グラフィカ 東京
「tenants」 graf media gm 大阪
2007年 「たからもののじょうおうさま」 ヴァイスフェルト 東京
「アリス幻想」 スパンアートギャラリー 東京
2008年 「ゼロの庭 - The Story Box 」 MA2ギャラリー 東京
「‘すうぷ’のために」 馬喰町ART+EAT 東京
   
[作品集]
『兎の文法 - 叢シリーズより』 テキスト・北橋朋也、ギャラリー・イヴ、1999年
『洪水の忘却 - イヴ叢書V』 テキスト・四方田犬彦、ギャラリー・イヴ、2001年
『Childish Ark』 テキスト・宇野亜喜良、月兎社、2006年
『one day 或る日』 テキスト・嶋崎吉信、月兎社、2007年
『study in green 緑色の研究』 テキスト・岡崎乾二郎、月兎社、2008年