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パブロ・ピカソ
Pabulo Picasso (1881-1973, Spain)


Biography
Pierrot et Harlequin Figures and Cavalier La Grand Hibou
La Toilette de la Mère Apartment 5 Tête de Femme: Madeleinel
Apartment 5 Apartment 5 Apartment 5
Apartment 5    
     
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Pierrot et Harlequin

ピエロとアルルカン/Pierrot et Harlequin
ポショワール、1920年頃、イメージ・サイズ254×188mm、紙サイズ395×298mm、Editions Galerie Rosenberg刊行、限定100部、鉛筆で署名・番号あり。
1919年にディアギレフの“Le Tricome”の舞台デザインのために、ピカソはキュビスム的な水彩・ドローイングを制作し、ローザンベール画廊で発表した。当ポショワールはその原画に基づいて制作されたと考えられており、10葉入りの版画集が出版されている。ポール・ローゼンバーグは、1918年から第二次大戦勃発までの21年間ピカソの代理人で、ピカソもオルガ・コクローヴァと結婚し1918年から同じ通りに住んでいた。

女たちと騎馬闘牛士/Figures and Cavalier
陶板、黒に塗られた赤い陶土、1968年、作品サイズ114×168mm、Ramié 540、裏面に限定番号あり(500部)、J 149 MADOURAの彫り込み、及び“Madoura Plein Feu”“Empreinte Originale de Picasso”の刻印あり。
ピカソは、陶工房マドゥーラを営むラミエ夫妻の招きで、フランソワーズ・ジローと共に1946年7月末にヴァロリスの村を訪れた。当地はローマ時代のアンフォラ製作とその独特のピンクを帯びた赤い陶土で知られる。ヴァロリスに魅せられ、ピカソの陶器制作が始まった。ラミエのカタログは1947年から1971年までにマドゥーラで制作された膨大な種類のピカソの陶器を記録している。当作品はオリジナルのリノカットの母版から直接に石膏で型取りして制作したもののひとつ。

大きな梟/La Grand Hibou
リトグラフ(ジンク版にウォッシュ・ドゥローイング、スクレーパー)、ヴァロリスで1948年3月10日制作、クリーム色のヴェラム紙、イメージ・サイズ680×530mm、紙サイズ764×560mm、限定50部(他にA.P.5部あり)、Mourlot 110、Bloch 517、鉛筆で左下に番号、右下に署名あり。
1947年の秋、ピカソはパリを離れて南仏のゴルフ・ジュアンに滞在し、焼物に夢中だったが、出版社のテリアードに以前より約束の作品の制作をするよう強く迫られた。そして6点の笛を吹くファウヌスの番外に、1枚余ったジンク版でこの大きな「梟」が誕生したという。

母の化粧/La Toilette de la Mère(from La Suite des Saltimbanques, XIII)
エッチング、1905年、イメージサイズ235x177mm、Bloch.13、Baer 15-b-2、限定250部、ヴァン・ゲルダー紙。
ピカソの最初期の14点の銅版画シリーズの1点。メッキを施したのちのアンブロワーズ・ヴォラールによる1913年の出版。他に27−29点の和紙刷りあり。メッキ以前の僅数を除いて、署名はない。

女の頭部、横顔/Tête de Femme, de Profil(from La Suite des Saltimbanques, VI)
ドライポイント、1905年、イメージ・サイズ567×475mm、紙サイズ655×498mm、Baer 7-b-2、Bloch 6、限定250部、ヴァン・ゲルダー紙、1913年にVollardより刊行、Louis Fort刷り。
当作品の美しい横顔のモデルは「マドレーヌ」と呼ばれているが、詳細は分からない。ただ80歳を過ぎたピカソが「マドレーヌ」というモデルが存在したこと、若い日の恋人であったことを語った僅かな言葉がのこされているという。同作品の初版はただ1点のみ(Baer補遺-7)実在するが、額の上の巻髪はなく、眉はやや薄く、細い鼻梁がより繊細な感じを与える。現在は日本の美術館が所蔵。

女の頭部/Tête de Femme: Madeleinel(from La Suite des Saltimbanques, II)
エッチング、1905年、イメージ・サイズ121×90mm、Baer 3-b-2、Bloch 2、限定250部、ヴァン・ゲルダー紙、1913年にVollardより刊行。

三美神/Les Trois Baigneusea. I
ドライポイント、1923年、イメージ・サイズ175×13.0mm、Baer 106-B-d、Bloch 60、アルシュ紙、限定40部(他にアルシュ紙に60部、和紙に2部、すべてに赤鉛筆によるサインあり)、1947年にLucien Vollard & Marcel Lecomteより刊行。

スイカのある静物/Nature Morte à la Pastèque
1962年 リノカット、アルシュ・ウーヴ紙、イメージサイズ590×720mm、紙サイズ620×753mm、限定160部、Ref: Bloch 1098, Baer 1301-B-i-2、出版: Galerie Louise Leiris, Paris、裏面右下に鉛筆で番号、署名あり。

Paloma et sa Poupée sur Fond noir
1952年 リトグラフ、アルシュ・ウーヴ紙、イメージサイズ704×553mm、Ref: Bloch 727, Mourlot 229、限定50部(+A.P. 5)、出版: Galerie Louise Leiris, Paris、画面左下に番号、右下に赤鉛筆で署名あり、旧蔵: Frances Leventritt。

Portrait de Jacqueline
1959年 リノカット、vélin d'Arches紙、イメージサイズ640×530mm、Ref: Baer 1245-B-a、Bloch 923、限定50部、出版: Galerie Louise Leiris, Paris(1960)、画面左下に番号、右下に赤鉛筆で署名あり。