アトリエにて/Deux sculptures dans l’atelier (from 〈Paroles peintes〉)
エッチング、1965年、イメージ・サイズ254×194mm、紙サイズ380×280mm、Lust 187、Kornfeld 425-C-b、限定15部(当作品は和紙に刷られた15部、他にサインなしが和紙に30部、他はリシャール・ド・バ紙にサインなしが35部、サインありが35部、ジョハンノ紙に150部、H.C.が30部、I-V、ラージマージンのe.a.25部あり)
「パロール・パント」はO.Lazar-Vernet(Paris)によって1962-1970年にわたって出版された挿画本で全4巻。テキストとアーチストの版画で構成されている。ジャコメッティの当作品は第2巻。同巻の他の作家はヴィエラ・ダ・シルヴァ、アレシンスキー、アルプ、フォートリエ、ラムなど。1950-1960年代は、作家のオリジナル版画を入れた挿画本の出版がパリを中心に盛んであった。テキストを書く文筆家と絵描きの幸せなコラボ、知的な遊びの許された時代であった。
右に歩く人/Figure marchant vers la droite
エッチング、1959-60年、イメージ・サイズ149×98mm、紙サイズ250×165mm、Lust 176、Kornfeld 316-C、限定100部、ベラム・アルシュ紙。
1964年発行の「1928-1963年のルネ・シャール著書目録」(P.A.Benoit著・Le Demis-Jour出版)のために制作されたオリジナル作品で、番号入りの50部とI-Lの50部があり、後者にはジャコメッティのほかにブラック、ミロ、ヴィエイラ・ダ・シルヴァの版画が入っている。巻頭に未綴じで挿入されたものも綴じられたもの存在する。またレゾネにはI-Lの50部がありとあるが、番号なしも存在するようだ。
正面を向いた裸婦/Nu de face
エッチング、1955年、イメージ・サイズ250×66mm、紙サイズ342×146mm、Lust 65、Kornfeld 170、限定80部(1-30/30と1/50/50がある、番号外の作品)、鉛筆で署名あり。
横向きのヌード/Nu de Profil
エッチング、1955年、Lust 64、Kornfeld 168、イメージ・サイズ308×57mm、紙サイズ502×223mm、限定50部、画面下に鉛筆で署名と番号あり。
Derrière le miroirの出版10周年記念号no. 92-93(1956年)にも収録されている。